アイテック マトリックスボーテ マスカラ【販売終了】

はじめに――マスカラに求めるのは、ボリュームだけではない時代

「マスカラを塗るとダマになる」「夕方にはパンダ目になる」「お湯で落ちると書いてあるのに、落ちにくい」。こうした悩みを抱えながら、朝のメイクで何度もマスカラを塗り直した経験がある人は多いのではないでしょうか。

美容の現場でも、お客様から「マスカラはどれを選べばいいの?」「まつ毛が傷むのが心配」「カールがすぐに落ちてしまう」という相談をよく受けます。マスカラは、目元の印象を大きく左右するアイテムですが、選び方や使い方を間違えると、逆に目元を疲れた印象にしてしまいます。

この記事では、マトリックスボーテマスカラ(販売終了)という製品を通じて、マスカラの選び方、成分の意味、使い方、ダマにならない塗り方、カールキープのコツ、お湯で落ちるフィルムタイプの特徴、よくある失敗例まで、美容の視点から丁寧に解説します。

※この製品は販売終了していますが、マスカラの基礎知識や選び方、使い方の参考として、記事を残しています。

マトリックスボーテマスカラとは何か――製品概要を整理

マトリックスボーテマスカラは、ヒトサイタイ間葉幹細胞順化培養液、ヒト脂肪細胞順化培養液エキスを配合した機能性マスカラです。価格は5,500円(税込)でした。

この製品の特徴として、次の点が挙げられます。

  • 品のあるボリュームを与えながら、スッと伸びる
  • セパレートされたまつ毛を作る
  • 艶とハリのある繊細なまつ毛を演出する
  • 汗や涙に強い
  • お湯で簡単に落ちるフィルムタイプ

配合成分として、次のものが含まれています。

  • ヒトサイタイ間葉幹細胞順化培養液
  • ヒト脂肪細胞順化培養液エキス
  • 5種類のセラミド(セラミドNG、AP、AG、NP、EOP)
  • ナイアシンアミド
  • 新規保湿型ビタミンC誘導体(テトラヘキシルデカン酸アスコルビル)
  • バクチオール
  • ヒアルロン酸Na、水溶性コラーゲン、水溶性エラスチン

これらの成分が、まつ毛をコーティングしながら、まつ毛のコンディションを整える設計思想として配合されています。ただし、マスカラはあくまでメイクアップ製品であり、まつ毛美容液のような育毛効果を期待することはできません。

マスカラの基本――種類と選び方の整理

マスカラには、大きく分けて次の種類があります。

ウォータープルーフタイプは、水や汗に強く、海やプール、スポーツなど、水に濡れる場面で崩れにくいマスカラです。ただし、落とすときに専用のクレンジングが必要で、まつ毛に負担がかかりやすいという欠点があります。

フィルムタイプは、お湯で落ちるマスカラです。まつ毛をフィルム(膜)でコーティングする仕組みで、水や汗には強いですが、お湯で簡単に落ちます。クレンジングの負担が少ないため、まつ毛に優しいとされています。

マトリックスボーテマスカラは、フィルムタイプに分類されます。汗や涙に強く、お湯で簡単に落ちる設計です。

また、マスカラにはボリュームタイプ、ロングタイプ、カールタイプといった機能別の分類もあります。ボリュームタイプは、まつ毛を太く見せるマスカラです。ロングタイプは、まつ毛を長く見せるマスカラです。カールタイプは、カールをキープするマスカラです。

マトリックスボーテマスカラは、ボリュームを与えながらセパレートされたまつ毛を作る設計のため、ボリュームタイプとロングタイプの中間的な位置づけと考えられます。

ヒト幹細胞培養液がマスカラに配合される意味

マトリックスボーテマスカラには、ヒトサイタイ間葉幹細胞順化培養液とヒト脂肪細胞順化培養液エキスが配合されています。これらは、近年化粧品で注目される成分ですが、マスカラに配合される意味を整理します。

ヒト幹細胞培養液とは、ヒトの幹細胞を培養した際に得られる上清液(培養液)のことです。幹細胞そのものが入っているわけではなく、幹細胞が培養中に分泌した成長因子、サイトカイン、アミノ酸、ビタミン、ミネラルなどが含まれています。

マスカラに配合されている場合、まつ毛をコーティングする際に、まつ毛のコンディションを整える補助的な役割として設計されていると理解するのが現実的です。

ただし、マスカラは洗い流す製品であり、長時間まつ毛に密着するわけではありません。幹細胞培養液が配合されているからといって、まつ毛が伸びる、太くなる、といった確実な効果を期待することはできません。

まつ毛の育毛を目的とするなら、まつ毛美容液を使う方が適切です。

セラミド、ナイアシンアミド、ビタミンC誘導体がマスカラに配合される理由

マトリックスボーテマスカラには、5種類のセラミド(セラミドNG、AP、AG、NP、EOP)、ナイアシンアミド、新規保湿型ビタミンC誘導体(テトラヘキシルデカン酸アスコルビル)が配合されています。

これらは、通常スキンケア製品に配合される成分ですが、マスカラに配合される理由を整理します。

セラミドは、角質層に存在する細胞間脂質の一種で、肌のバリア機能を維持するために重要な成分です。まつ毛にもバリア機能があり、セラミドがまつ毛のコンディションを整える可能性があります。

ナイアシンアミドは、ビタミンB3の一種で、肌のバリア機能を整える、肌荒れを防ぐ成分です。まつ毛の根元の皮膚にも作用する可能性があります。

ビタミンC誘導体は、抗酸化作用や美白作用が期待される成分ですが、マスカラに配合される場合、まつ毛をコーティングする際の補助的な役割として設計されていると考えられます。

これらの成分が配合されていることは、まつ毛に負担をかけにくい設計思想の表れと理解できます。

バクチオールとは――レチノール類似成分がマスカラに配合される意味

マトリックスボーテマスカラには、バクチオールが配合されています。

バクチオールは、オランダビユ(バブチ)という植物から抽出される成分で、レチノール(ビタミンA誘導体)に似た作用を持つとされています。レチノールは、肌のターンオーバーを促進し、シワやたるみの改善が期待される成分ですが、刺激性が強く、乾燥、赤み、皮むけといった副作用が起きやすいという欠点があります。

バクチオールは、レチノールと似た作用を持ちながら、刺激性が低いとされています。ただし、レチノールと完全に同じ効果があるわけではなく、作用機序も異なります。

マスカラに配合されている場合、まつ毛のコンディションを整える補助的な役割として設計されていると理解するのが現実的です。

お湯で落ちるフィルムタイプの特徴とメリット・デメリット

マトリックスボーテマスカラは、お湯で落ちるフィルムタイプです。フィルムタイプのマスカラの特徴とメリット・デメリットを整理します。

フィルムタイプは、まつ毛をフィルム(膜)でコーティングする仕組みです。水や汗には強いですが、お湯(約40℃以上)で簡単に落ちます。クレンジングの負担が少ないため、まつ毛に優しいとされています。

メリットとしては、次の点が挙げられます。

  • お湯で簡単に落ちるため、まつ毛への負担が少ない
  • クレンジング剤が不要なので、時短になる
  • パンダ目になりにくい(ウォータープルーフタイプほどではないが、水や汗には強い)

デメリットとしては、次の点が挙げられます。

  • カールキープ力が、ウォータープルーフタイプに比べて劣ることがある
  • お湯で落ちるため、お風呂や温泉、サウナなどで落ちやすい
  • 涙や汗が大量に出る場面では、ポロポロと剥がれることがある

フィルムタイプは、日常使いに適したマスカラです。海やプール、スポーツなど、水に濡れる場面では、ウォータープルーフタイプの方が適しています。

マスカラの基本的な塗り方――ダマにならない、セパレートされた仕上がりのコツ

マトリックスボーテマスカラの使い方を、原文の情報をもとに整理します。

基本的な塗り方は、次の通りです。

  1. ブラシに適量をとります。
  2. まつ毛を根元からすくい上げます。
  3. ブラシを左右に小刻みに動かしながら、毛先に向かって塗布します。
  4. 全体的にコーティングされるようにします。

ここで重要なのは、ブラシを左右に小刻みに動かすという点です。ブラシをまっすぐ引くだけだと、まつ毛がくっついてダマになりやすくなります。ジグザグに動かすことで、まつ毛1本1本にマスカラ液が均等に付き、セパレートされた仕上がりになります。

ダマにならない塗り方の追加テクニック――現場でよく使われるコツ

マスカラを塗る際、ダマにならないための追加テクニックを紹介します。

まず、ブラシにマスカラ液を取りすぎないことです。ブラシをボトルから引き抜く際、容器の口でしごいて、余分な液を落としてください。液が多すぎると、ダマになりやすく、重たい仕上がりになります。

次に、まつ毛をコームで梳かすことです。マスカラを塗った後、まつ毛用のコームで梳かすと、ダマが取れてセパレートされた仕上がりになります。コームは、金属製や樹脂製のものが使いやすいです。

また、乾く前に重ね塗りしないことです。1度塗った後、完全に乾いてから重ね塗りしてください。乾く前に重ね塗りすると、ダマになりやすくなります。

最後に、マスカラ液が固まってきたら、新しいものに買い替えることです。古くなったマスカラは、液が固まってダマになりやすくなります。開封後3ヶ月を目安に、新しいものに買い替えることをおすすめします。

カールキープのコツ――まつ毛が下がらない工夫

まつ毛のカールをキープするコツを整理します。

まず、ビューラーでしっかりカールをつけることです。マスカラを塗る前に、ビューラーでまつ毛を根元、中間、毛先の3段階に分けてカールをつけます。根元だけカールをつけると、不自然な仕上がりになります。

次に、マスカラを塗る前にまつ毛下地を使うことです。まつ毛下地は、カールキープ力を高める効果があります。まつ毛下地を塗った後、完全に乾いてからマスカラを塗ります。

また、マスカラを塗った後、ホットビューラーで軽く温めることです。ホットビューラーは、マスカラを塗った後にカールを固定する効果があります。ただし、温めすぎるとまつ毛が傷むため、短時間にとどめてください。

最後に、トップコートを使うことです。トップコートは、マスカラの上から塗ることで、カールキープ力を高める透明なマスカラです。ウォータープルーフタイプのトップコートを使うと、さらにカールが落ちにくくなります。

お湯で落ちるマスカラの正しい落とし方

フィルムタイプのマスカラは、お湯で落ちると言っても、正しい落とし方を知らないと、まつ毛に負担がかかります。

まず、40℃程度のぬるま湯で、まつ毛を優しく濡らします。熱すぎるお湯は、肌やまつ毛に負担がかかるため、避けてください。

次に、指の腹で、まつ毛を優しくなでるように落とします。ゴシゴシこすると、まつ毛が抜けやすくなります。

フィルムタイプは、お湯で落ちる設計ですが、完全に落ちない場合もあります。その場合は、無理にこすらず、クレンジング剤を使って落としてください。

また、目元専用のリムーバーを使うと、まつ毛への負担が少なくなります。コットンにリムーバーを含ませて、まつ毛に数秒押し当ててから、優しく拭き取ります。

まつ毛美容液との併用――マスカラとまつ毛美容液の使い分け

マスカラとまつ毛美容液は、役割が異なります。

マスカラは、まつ毛を長く、太く、濃く見せるメイクアップ製品です。即効性がありますが、洗い流すと元に戻ります。

まつ毛美容液は、まつ毛のコンディションを整え、ハリやコシを与える製品です。効果を実感するには、数週間から数ヶ月の継続使用が必要です。

併用する場合、朝はマスカラ、夜はまつ毛美容液を使うという使い分けが一般的です。まつ毛美容液は、洗顔後の清潔な状態で使うことで、成分が浸透しやすくなります。

また、まつ毛美容液を使うことで、まつ毛のコンディションが整い、マスカラの仕上がりも良くなります。

よくある失敗例――マスカラで逆にまつ毛を傷めてしまうパターン

マスカラを使って、逆にまつ毛を傷めてしまう失敗例を整理します。

失敗例1:マスカラを落とさずに寝る

マスカラを落とさずに寝ると、まつ毛が硬くなり、折れたり抜けたりしやすくなります。どんなに疲れていても、必ずメイクを落としてから寝てください。

失敗例2:ゴシゴシこすって落とす

マスカラを落とす際、ゴシゴシこすると、まつ毛が抜けやすくなります。優しくなでるように落とすことが大切です。

失敗例3:古いマスカラを使い続ける

古くなったマスカラは、液が固まってダマになりやすく、細菌が繁殖している可能性もあります。開封後3ヶ月を目安に、新しいものに買い替えてください。

失敗例4:ビューラーで強く挟みすぎる

ビューラーで強く挟みすぎると、まつ毛が切れたり抜けたりします。優しく挟んで、3段階に分けてカールをつけてください。

失敗例5:重ね塗りしすぎる

マスカラを何度も重ね塗りすると、まつ毛に負担がかかり、ダマにもなりやすくなります。2回程度の重ね塗りにとどめてください。

5,500円という価格をどう見るか――マスカラの価格帯と比較

マトリックスボーテマスカラの価格は、5,500円(税込)でした。この価格をどう判断するかは、人によって異なります。

一般的なマスカラの価格帯は、ドラッグストアで購入できるプチプラ製品で1,000円から2,000円程度、デパートコスメで3,000円から5,000円程度です。5,500円という価格は、デパートコスメの上位に位置する価格帯です。

この価格差は、配合成分、品質管理、製造方法、ブランド価値などによって生まれます。マトリックスボーテマスカラの場合、ヒト幹細胞培養液、セラミド、ビタミンC誘導体、バクチオールといった高機能成分が配合されているため、プチプラ製品よりも高価格になります。

ただし、高価格だからといって、必ずしも仕上がりが良いとは限りません。まつ毛の長さ、太さ、カールの強さ、肌質によって、合う合わないがあります。価格よりも、自分のまつ毛の悩みに合った機能や使用感を優先して選ぶことが大切です。

マスカラを選ぶときのチェックポイント

マスカラを選ぶとき、次のポイントをチェックしてください。

まず、タイプを確認すること。ウォータープルーフタイプは水に強いですが、落とすのが大変です。フィルムタイプはお湯で落ちますが、カールキープ力が劣ることがあります。

次に、ブラシの形状を確認すること。細いブラシは、下まつ毛や目尻のまつ毛に塗りやすいです。太いブラシは、ボリュームを出しやすいです。コームタイプは、セパレートされた仕上がりになりやすいです。

また、成分を確認すること。まつ毛美容成分が配合されているものは、まつ毛に負担をかけにくい設計です。ただし、マスカラは洗い流す製品なので、美容効果を過度に期待しないことが大切です。

最後に、使用感を確認すること。可能であれば、店頭でテスターを試してから購入することをおすすめします。

まとめ――マスカラは、選び方と使い方で仕上がりが変わる

マトリックスボーテマスカラ(販売終了)は、ヒト幹細胞培養液、セラミド、ビタミンC誘導体、バクチオールといった高機能成分を配合した、お湯で落ちるフィルムタイプのマスカラでした。価格は5,500円(税込)で、デパートコスメの上位に位置する価格帯でした。

マスカラは、選び方と使い方で仕上がりが大きく変わります。ブラシを左右に小刻みに動かすことで、ダマにならずセパレートされた仕上がりになります。

ビューラーでしっかりカールをつけ、まつ毛下地を使い、トップコートで仕上げることで、カールが落ちにくくなります。

お湯で落ちるフィルムタイプは、まつ毛への負担が少なく、日常使いに適しています。ただし、海やプール、スポーツなど、水に濡れる場面では、ウォータープルーフタイプの方が適しています。

マスカラを落とす際は、ゴシゴシこすらず、優しくなでるように落とすことが大切です。まつ毛を健康に保つために、まつ毛美容液との併用もおすすめです。

この製品は販売終了していますが、マスカラの基礎知識や選び方、使い方の参考として、記事が役立てば幸いです。


よくある質問

Q1. マトリックスボーテマスカラは、どんな仕上がりになりますか?
A. 品のあるボリュームを与えながら、セパレートされたまつ毛を作る設計です。艶とハリのある繊細なまつ毛を演出します。

Q2. お湯で本当に落ちますか?
A. フィルムタイプなので、40℃程度のぬるま湯で落ちる設計です。ただし、完全に落ちない場合は、クレンジング剤を使って落としてください。

Q3. ウォータープルーフタイプとどちらが良いですか?
A. 日常使いならフィルムタイプ、海やプールなど水に濡れる場面ならウォータープルーフタイプが適しています。用途に応じて使い分けてください。

Q4. ダマにならない塗り方を教えてください。
A. ブラシを左右に小刻みに動かしながら、根元から毛先に向かって塗布します。ブラシにマスカラ液を取りすぎないことも大切です。

Q5. カールが落ちやすいのですが、どうすれば良いですか?
A. ビューラーでしっかりカールをつけ、まつ毛下地を使い、トップコートで仕上げることで、カールが落ちにくくなります。

Q6. まつ毛美容液と併用できますか?
A. はい、併用できます。朝はマスカラ、夜はまつ毛美容液という使い分けが一般的です。

Q7. ヒト幹細胞培養液が配合されていますが、まつ毛が伸びますか?
A. マスカラは洗い流す製品なので、まつ毛が伸びる効果は期待できません。まつ毛の育毛を目的とするなら、まつ毛美容液を使う方が適切です。

Q8. 開封後、どれくらいで使い切れば良いですか?
A. 開封後3ヶ月を目安に使い切ることをおすすめします。古くなったマスカラは、液が固まってダマになりやすく、細菌が繁殖している可能性もあります。

Q9. 下まつ毛にも使えますか?
A. はい、使えます。ブラシの先端を使って、丁寧に塗ってください。

Q10. まつエクをしていても使えますか?
A. まつエクをしている場合、オイルフリーのクレンジングが必要です。お湯で落ちるフィルムタイプは、まつエクに使いやすいとされていますが、サロンに確認してから使用してください。

Q11. 敏感肌でも使えますか?
A. 敏感肌の方は、パッチテストを行ってから使用することをおすすめします。目元は皮膚が薄くデリケートなため、刺激を感じた場合はすぐに使用を中止してください。

Q12. 5,500円は高いですか?
A. デパートコスメの上位に位置する価格帯です。ヒト幹細胞培養液、セラミド、ビタミンC誘導体といった高機能成分が配合されているため、プチプラ製品よりも高価格になります。ただし、高価格だからといって、必ずしも仕上がりが良いとは限りません。

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