- 1 PDS MATRIX NMN-Xとは──nanoPDS技術と臍帯幹細胞培養上清で大人肌を集中ケアする方法
- 1.1 何をしても変わらない──そう感じたときに考えるべきこと
- 1.2 PDS MATRIX NMN-Xとは何か──5mLに凝縮された集中ケアの設計
- 1.3 nanoPDS技術とは──美容成分を効率よく届ける発想
- 1.4 NMNとは──保湿成分としての位置付けと期待される役割
- 1.5 臍帯由来幹細胞培養上清の考え方──2系統の培養液が含まれる意味
- 1.6 サイトカインと成長因子を分かりやすく──8つの因子が果たす役割
- 1.7 配合成分の土台──保湿とバリア機能を支える構成
- 1.8 こんな悩みに向く、向かない──自分に合うか見極める基準
- 1.9 使い方の最適解──少量から始め、肌の様子を見ながら調整する
- 1.10 よくある失敗と現場の工夫──引き算が大事な導入系ケア
- 1.11 似た系統のケアとの比較──この製品の特徴を整理する
- 1.12 Q&A──購入前に知っておきたいこと
- 1.13 まとめ──集中ケアで肌の土台を整える選択肢
PDS MATRIX NMN-Xとは──nanoPDS技術と臍帯幹細胞培養上清で大人肌を集中ケアする方法
何をしても変わらない──そう感じたときに考えるべきこと
毎日きちんとスキンケアをしている。化粧水も美容液も、それなりに良いものを使っている。なのに、鏡を見るたびに「何も変わっていない」と感じる。
キメは乱れたまま、乾燥は繰り返し、くすみは消えない。ハリが戻る気配もなく、ファンデーションを塗っても疲れた印象が消えない。美容医療は気になるけれど、まずは自分でできることを試したい──。
そんな大人肌の「底上げ」を狙うとき、選択肢のひとつとして注目されているのが、集中スポットケアという発想です。
毎日のケア全体を変えるのではなく、ポイントで「濃い一滴」を投入する。その一滴に、通常のスキンケアでは届けにくい成分や技術を集約させる。そうすることで、肌の土台から整えていくアプローチが可能になります。
今回取り上げるのは、PDS MATRIX NMN-X EXTRACTという5mLの美容液。nanoPDS技術、NMN、そして臍帯由来幹細胞培養上清を組み合わせた集中ケアアイテムです。
この記事では、成分の意味、技術の特徴、使い方、向く人・向かない人、注意点までを現場視点で解説していきます。
PDS MATRIX NMN-Xとは何か──5mLに凝縮された集中ケアの設計
PDS MATRIX NMN-Xは、5mL入りの美容液です。価格は税別8,000円。一見すると高価に思えるかもしれませんが、これは毎日たっぷり使う化粧水ではなく、スポットで集中的に投入する設計になっています。
洗顔後の清潔な肌に適量を手に取り、気になる部分や顔全体になじませる。ハンドプレスで丁寧に浸透させる。シンプルな使い方ですが、そこに込められた成分と技術は、通常のスキンケアとは一線を画しています。
この美容液の特徴は大きく3つ。
nanoPDS技術による浸透設計、NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)という注目成分、そして臍帯由来の幹細胞培養上清です。
それぞれが単独でも話題になる要素ですが、これらを組み合わせることで、角質層の状態を整え、うるおい感・透明感・なめらかさといった見た目の印象を底上げする狙いがあります。

nanoPDS技術とは──美容成分を効率よく届ける発想
スキンケアにおいて、「良い成分」と「届ける技術」は別物です。どれほど優れた成分を配合しても、肌のバリア機能に阻まれて表面で終わってしまえば、期待する働きは得られません。
nanoPDS技術は、この「届ける」部分に焦点を当てた設計です。PDSは「Penetration Delivery System(浸透送達システム)」の略で、美容成分を角質層まで効率よく運ぶための工夫を指します。
ここで注意したいのは、化粧品における「浸透」とは、あくまで角質層までを意味するということ。真皮や皮下組織まで届くという話ではありません。ただし、角質層の状態が整うことで、肌全体の見た目印象は大きく変わります。
角質層は肌の最外層にあり、バリア機能と保湿機能を担っています。ここが乱れていると、水分が逃げやすくなり、外部刺激にも敏感になります。逆に、角質層がうるおいで満たされ、キメが整っていれば、透明感や柔らかさが戻り、メイクのりも安定しやすくなります。
nanoPDS技術は、成分を微細なカプセル構造に包み込むことで、角質層への浸透効率を高める仕組み。これにより、NMNや幹細胞培養上清といった成分が、より安定して肌に届けられるわけです。
NMNとは──保湿成分としての位置付けと期待される役割
**NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)**は、近年、美容業界で注目を集めている成分です。この美容液においては、保湿成分として配合されています。
NMNは体内に存在する補酵素の一種で、エネルギー代謝に関わる物質です。サプリメントとして摂取する文脈でも話題になっていますが、スキンケアにおいては、肌のうるおい感をサポートする成分として位置づけられています。
美容の現場では、NMNを含む製品について「肌の活力が上がったように感じる」「乾燥が落ち着いた」といった声が聞かれることがあります。ただし、これはあくまで使用感の一部であり、NMN単独で劇的な変化をもたらすわけではありません。
重要なのは、NMNが他の成分と組み合わさることで、保湿や肌環境の安定に寄与する設計になっているという点です。幹細胞培養上清やセラミド、ヒアルロン酸といった成分と一緒に働くことで、総合的な底上げが期待されます。
臍帯由来幹細胞培養上清の考え方──2系統の培養液が含まれる意味
この美容液には、ヒトサイタイ間葉幹細胞順化培養液とヒト脂肪細胞順化培養液エキスという、2種類の幹細胞培養由来成分が配合されています。
「幹細胞培養上清液」とは、幹細胞そのものではなく、幹細胞を培養する過程で分泌される成分を集めたもの。ここには成長因子やサイトカインと呼ばれる、細胞間で情報をやり取りするタンパク質が豊富に含まれています。
臍帯由来というのは、へその緒(臍帯)に存在する間葉系幹細胞を培養したもの。臍帯は出産時に採取される組織であり、脂肪由来と比べても希少性が高いとされています。
この製品では、日本人ドナーの幹細胞を使用し、国内で培養・製造されているという点が明記されています。希少性や製造背景は事実として紹介されていますが、だからといって必ずしも他の培養上清より優れていると断定できるわけではありません。
ただし、培養上清液を希釈せず原液で使用しているという点は、成長因子やサイトカインの濃度を高く維持できる可能性があります。濃度が高ければ良いというわけではありませんが、少量で効率的に働く設計を狙っている、と考えられます。

サイトカインと成長因子を分かりやすく──8つの因子が果たす役割
幹細胞培養上清液には、さまざまなサイトカインや成長因子が含まれています。サイトカインとは、体内で細胞同士が情報をやり取りするためのタンパク質群。成長因子は、その中でも細胞の増殖や分化を促す情報物質の総称です。
この美容液には、以下の8種類の成長因子が含まれているとされています。それぞれの一般的な役割イメージを簡潔に整理します。
PDGF(血小板由来増殖因子)
肌を健やかに保つために必要なエネルギー源として働くとされます。細胞の修復や再生に関わる因子です。
TIMP(メタロプロテアーゼ阻害剤)
紫外線によって生じるコラーゲン分解酵素を抑制する働きがあるとされ、肌の構造を守る役割が期待されます。
EGF(上皮成長因子)
表皮細胞のターンオーバーを促し、新陳代謝をサポートします。キメや透明感に関わる因子です。
VEGF(血管内皮増殖因子)
皮膚の毛細血管を通じて栄養を届ける役割を担います。血行が良い状態は、肌の健やかさにつながります。
IGF(インスリン様成長因子)
皮膚の成長サイクルを継続的に促し、コラーゲンやヒアルロン酸の生成をサポートする因子です。
FGF(線維芽細胞成長因子)
真皮層の線維芽細胞に働きかけ、ハリやうるおいのある肌へ導くとされます。
TGF-β(トランスフォーミング増殖因子)
肌を整え、トラブルを防ぐ働きが期待される因子。コラーゲン合成にも関わります。
HGF(幹細胞増殖因子)
加齢による肌の悩みにアプローチする因子として注目されています。
これらはあくまで美容の文脈での一般的な位置付けであり、医療的な効果を保証するものではありません。ただし、こうした成分が複合的に含まれることで、肌の土台を整える働きが期待されるわけです。

配合成分の土台──保湿とバリア機能を支える構成
成長因子や幹細胞培養上清が注目される一方で、この美容液には保湿やバリア機能を支える基礎的な成分もしっかり含まれています。
セラミド1・2・3・5・6Ⅱ
肌のバリア機能を担う角質層に存在する脂質。複数種類のセラミドを配合することで、バリア機能の安定に寄与します。
ヒアルロン酸Na
高い保水力を持ち、肌にうるおい感を与えます。
水溶性コラーゲン・水溶性エラスチン
肌の弾力を支える成分。塗布することで、表面のなめらかさや保湿感を高めます。
スクワラン
皮脂に近い構造を持ち、肌を柔らかく保ちます。
水溶性プロテオグリカン
保湿力が高く、肌のうるおいを保つ成分です。
さらに、**3-O-エチルアスコルビン酸(ビタミンC誘導体)**が配合されており、くすみ印象のケアや抗酸化作用が期待されます。また、グリチルレチン酸ステアリルは肌荒れを防ぐ働きがあるとされ、敏感に傾きやすい大人肌をサポートします。
これらの成分が土台となり、NMNや幹細胞培養上清といった先進的な成分が働きやすい環境を整えています。
こんな悩みに向く、向かない──自分に合うか見極める基準
この美容液が向いているのは、以下のような方です。
向く例
- キメの乱れ、乾燥、くすみ印象が気になる
- ハリ不足を感じ始めた
- イベント前に集中ケアをしたい
- 美容医療を検討しているが、まずはホームケアで土台を整えたい
- スポットケアとして「濃い一滴」を投入したい
一方で、向かない可能性があるのはこんな方です。
向かない可能性
- 敏感肌で新しい化粧品に反応しやすい
- 赤みやかゆみが出やすい
- 過去に成長因子系の化粧品で刺激を感じたことがある
特に敏感な方は、必ずパッチテストを行ってから使用してください。二の腕の内側など目立たない部分に少量を塗り、24時間様子を見る。赤みやかゆみが出た場合は使用を控えましょう。
また、肌トラブルがある場合は、化粧品に頼る前に皮膚科への相談をおすすめします。
使い方の最適解──少量から始め、肌の様子を見ながら調整する
この美容液の基本的な使い方は以下の通りです。
- 洗顔後、清潔な肌に適量を手に取る
- 顔全体、または気になる部分になじませる
- 手のひらで包み込むように、優しくハンドプレスする
スポットケアとしての使い方
目もと、口もと、ほうれい線周辺など、特に気になる部分に重点的になじませる方法。全体に薄く広げるよりも、ポイントで集中的に使うことで、実感しやすくなる場合があります。
朝夜の使い分け
夜のケアで使うのが基本ですが、朝のメイク前に使う場合は少量にとどめ、ベタつきが気にならないか確認してください。
他の化粧品に混ぜる場合
手持ちの化粧水や美容液に1〜2滴混ぜて使うこともできます。ただし、混ぜすぎると成分同士が反応してモロモロ(白いカス)が出ることもあるため、少量から試すのが安全です。
保存の注意
直射日光を避け、冷暗所に保管してください。使用後はしっかりと蓋を閉め、清潔な状態を保つことが大切です。
刺激を感じたら即中止
使用中に赤み、はれ、かゆみ、刺激などを感じた場合は、すぐに使用を中止してください。そのまま使い続けると症状が悪化する可能性があります。
よくある失敗と現場の工夫──引き算が大事な導入系ケア
エステや美容相談の現場で聞く失敗例と、その解決策をいくつか紹介します。
失敗例1:一度で変化を期待しすぎてやめる
集中ケア系の美容液は、一度使っただけで劇的に変わるものではありません。角質層の状態が整い、肌のうるおい感が上がるには、少なくとも2〜3週間は続ける必要があります。
解決策
まずは1本使い切ることを目標に、焦らず続ける。変化は緩やかですが、メイクのりや肌触りといった小さな変化から気づくことが多いです。
失敗例2:量を多く塗ってベタつきが気になる
「濃い美容液だからたくさん塗ればいい」と考えて、一度に多量を使うとベタつきが残り、次のステップに進みにくくなります。
解決策
まずは2〜3滴から始め、肌がしっとりする程度の量を見極めます。物足りなければ少しずつ増やす。多すぎるよりも、適量を丁寧になじませるほうが効果的です。
失敗例3:他のアイテムを重ねすぎてモロモロが出る
導入系の美容液は、他のアイテムと組み合わせることが多いため、重ね方によっては成分同士が反応してモロモロが出ることがあります。
解決策
一度にたくさん重ねず、ひとつずつ肌になじませてから次のステップへ。導入系は「引き算」が大事で、シンプルなケアと組み合わせるほうが安定しやすいです。
似た系統のケアとの比較──この製品の特徴を整理する
美容業界には、NMN美容液、幹細胞培養上清系、導入ブースターといった似た系統の製品が多く存在します。それぞれの一般的な傾向と、この製品の特徴を整理しておきます。
NMN美容液の一般的な傾向
保湿感やうるおい感を高める設計が多く、エイジングケアとして注目されています。ただし、NMN単独では劇的な変化は得にくく、他の成分との組み合わせが重要です。
幹細胞培養上清系の一般的な傾向
成長因子やサイトカインを含むため、肌の土台を整える目的で使われます。脂肪由来が主流ですが、臍帯由来は希少性が高いとされています。
導入系・ブースターの一般的な傾向
次に使う化粧水や美容液の浸透を助ける役割。シンプルな処方が多く、肌をやわらかくすることに特化しています。
この製品の特徴
nanoPDS技術、NMN、臍帯由来幹細胞培養上清という3つの要素を組み合わせている点が特徴です。導入系でありながら、成長因子やサイトカインを高濃度で含み、保湿・バリア・透明感を総合的にサポートする設計になっています。
特定の商品名と比較することはできませんが、浸透技術と成分の組み合わせに注目する製品であることは確かです。
Q&A──購入前に知っておきたいこと
Q. 1日どれくらい使うのが理想ですか?
A. 2〜3滴を目安に、肌がしっとりする程度の量を調整してください。多すぎるとベタつくため、少量から始めるのが安全です。
Q. 他の化粧品と混ぜて使っても大丈夫ですか?
A. 手持ちの化粧水や美容液に1〜2滴混ぜて使うことは可能です。ただし、成分同士が反応してモロモロが出る場合もあるため、少量でテストしてから使ってください。
Q. 敏感肌でも使えますか?
A. 敏感肌の方は、必ずパッチテストを行ってから使用してください。刺激を感じた場合はすぐに中止し、皮膚科へご相談ください。
Q. いつから実感しやすいですか?
A. 個人差がありますが、2〜3週間ほど続けると、肌触りやメイクのりの変化を感じる方が多いです。焦らず、じっくり続けることが大切です。
Q. 保存方法は?
A. 直射日光を避け、冷暗所に保管してください。開封後はできるだけ早めに使い切ることをおすすめします。
まとめ──集中ケアで肌の土台を整える選択肢
PDS MATRIX NMN-Xは、nanoPDS技術、NMN、臍帯由来幹細胞培養上清という3つの要素を組み合わせた、5mLの集中スポットケア美容液です。
この製品が刺さる人の条件は明確です。
- 乾燥、くすみ、ハリ不足といった大人肌の悩みを抱えている
- 何をしても変わらない感覚に行き詰まっている
- 美容医療に踏み切る前に、ホームケアで土台を整えたい
- スポット集中で「濃い一滴」を投入したい
逆に、敏感肌で新しい化粧品に反応しやすい方は、慎重に始める必要があります。
使い方はシンプルですが、まずは少量から、肌の様子を見ながら頻度や量を調整するのが現実的です。一度で劇的に変わるものではありませんが、続けることで角質層の状態が整い、うるおい感・透明感・なめらかさといった見た目の印象が底上げされていく可能性があります。
毎日のケア全体を変えるのではなく、スポットで集中的に投入する。その一滴に、技術と成分を凝縮させる。そんなアプローチが、今のあなたの肌に必要なのかもしれません。